15歳、純愛。
5 守るから
そしてついにやってきた。
光ちゃんがいなくなってしまう…この日。
絶対に阻止してあなたを守ってあげるから。
「雪乃、おはよ」
すでにベッドの上に寝っ転がって、スマホをいじっていると思いきや、光ちゃんはパソコンとにらめっこ中。
「…おはよ、光ちゃんもう課題やってるの?…えらいね」
「だって今日は雪乃とたくさん約束してるから、先に終わらせないとね。」
そう言ってあぐらをかきながら膝にパソコンを乗せていて。
「今日くらい、課題はさぼっちゃえば?息抜きも必要だよー」
どさくさに紛れて、私は光ちゃんの腰に手を巻き付けて、後ろからぎゅーってした。
光ちゃんのいい匂い。…ずっとこうしていたい。
「後に回すと面倒だからね。こらこら集中できないでしょ」
「やだ。離れたくないの……」
こらこらって言いながらも、そのままパソコンを打ち続けていて。
このまま時が止まって欲しい、そう思ったの。
「よしっ、パンケーキ作るんでしょ?」
パタンとノートパソコンを閉じた。
「…このまま下に連れて行って。」
「しょうがないなぁ。」
後ろに抱きついた私を、そのままおんぶして階段を降りる光ちゃん。
今日は本当に離れたくない。
……ずっとこうしていたいの。