15歳、純愛。
お風呂から上がってドライヤーをしてから、光ちゃんの部屋に向かった。
「お風呂入ってくるから、ちょっと待っててね」
「うん、ゆっくりでいいからね」
光ちゃんはにこっと口角を上げて、部屋の扉が閉まった。
せっかく光ちゃんが教えてくれるから、光ちゃんの勉強机に腰掛けて。
さっき買ってもらった参考書を開いて、なんとなーく予習でもしておこうかな。
…って思っていたのだけれど。
安心して張りつめていた気が一気に抜けて
うとうとしてきた。
「雪乃?…もう寝る?」
「…ん、まだ寝ないよ…」
カクンカクンと顔を揺らしていたら、光ちゃんがお風呂から上がってきたみたい。
せっかく、約束したんだもん。
光ちゃんに、数学教わりたいんだ…
「無理しなくても、明日の朝出来るのに。」
「…今日じゃなきゃいやなの」
私のそんなわがままに光ちゃんは付き合ってくれて。
参考書の問題を3問くらい解いたところで
「やっぱり眠そうだし、今日はもう終わりね。」
「……ん、ごめんね」
「頑張っててえらいえらい」
そう言って私の頭をポンポンってしてくれて。
眠いはずなのにこの時間が続いて欲しくなった。