1年限定の小悪魔バディは、私を離してくれません。
パタバタと手を振って弁明する私を、瑞希くんはどこか楽しそうに、じっと見つめていた。




その切れ長の瞳が、悪戯っぽく揺れる。


「ふーん。


じゃあ、もし寂しくなったら、いつでも壁をトントンって叩いてよ。



すぐにベランダ伝いに忍び込んであげるから」



「し、忍び込まなくていいです!」

「あはは、また敬語。おやすみ、遥」



ひらひらと手を振って部屋に消えていく彼の後ろ姿を見送りながら、私ははぁ、と大きなため息をついた。



自分の部屋に入ると、そこは女子高生が一人で使うには広すぎるほどの、お洒落な洋室だった。


ふかふかのベッド、白い木製のデスク、そして大きなクローゼット。
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