1年限定の小悪魔バディは、私を離してくれません。
『エントリーナンバー12番、遥さん!』





スピーカーから、自分の名前が爆音で響いた。
その瞬間、私の頭の後ろにある巨大なスクリーンに、私の顔が映し出されたのが分かった。




モニターの中の私は、信じられないほど緊張していて、完全に目が泳いでいる。




(う、嘘でしょ……なんで私が選ばれてるの……!?)




夢であってほしいと願いながら、私は用意された立ち位置へと、ぎこちない足取りで進んだ。




隣には、さっき舞台裏で声をかけてくれた女の子、美波ちゃんの姿もある。

彼女は相変わらず凛とした美しさを放っていて、私とは大違い。
< 8 / 28 >

この作品をシェア

pagetop