呉服王子のギャップがメロすぎです!~料理上手な御曹司に胃袋ごと捕まりました~
朝から慣れない土地で歩きっぱなしで疲れた足を伸ばし、ほうっと息をついた。上を向くと、薄桃色の花で視界がいっぱいになった。
『きれい……』
はらはらと舞い降りてくる花弁に、思わず手を伸ばした瞬間。
――グルグルゴゴーーッ。
怪獣の鳴き声のような音が鳴り響いた。
とっさにお腹を両腕で押さえ、体を丸める。
今の……聞かれて……。
恐る恐る顔を上げると、目を丸くした男性がこちらを見ていた。
いやああああっ!
声にならない悲鳴を上げながら、燃えるように熱くなった顔をすばやく伏せる。
やだ、うそっ、今の絶対聞かれちゃったやつだよね⁉ 恥ずかしすぎる!
その場から逃げ出そうとバッグを持ったところで立ち上がったところで、彼が手に持っていたものをこちらに差し出してきた。
『よかったら、これどうぞ』
『え……?』
差し出されたのは、曲げわっぱの弁当箱だ。唐揚げ、卵焼き、肉団子。飾り切りのニンジン、スナップエンドウなど、色とりどりのおかずがふたつのお弁当箱の中に所狭しと詰めれている。
『わっ、おいしそう!』
思わず素直な感想が口から飛び出した。すぐに自分の現金さに羞恥心が倍になって戻ってくる。
『きれい……』
はらはらと舞い降りてくる花弁に、思わず手を伸ばした瞬間。
――グルグルゴゴーーッ。
怪獣の鳴き声のような音が鳴り響いた。
とっさにお腹を両腕で押さえ、体を丸める。
今の……聞かれて……。
恐る恐る顔を上げると、目を丸くした男性がこちらを見ていた。
いやああああっ!
声にならない悲鳴を上げながら、燃えるように熱くなった顔をすばやく伏せる。
やだ、うそっ、今の絶対聞かれちゃったやつだよね⁉ 恥ずかしすぎる!
その場から逃げ出そうとバッグを持ったところで立ち上がったところで、彼が手に持っていたものをこちらに差し出してきた。
『よかったら、これどうぞ』
『え……?』
差し出されたのは、曲げわっぱの弁当箱だ。唐揚げ、卵焼き、肉団子。飾り切りのニンジン、スナップエンドウなど、色とりどりのおかずがふたつのお弁当箱の中に所狭しと詰めれている。
『わっ、おいしそう!』
思わず素直な感想が口から飛び出した。すぐに自分の現金さに羞恥心が倍になって戻ってくる。