呉服王子のギャップがメロすぎです!~料理上手な御曹司に胃袋ごと捕まりました~
「じゃあどうして? 俺が嫌になった?」
もう一度かぶりを振った。柊真さんを嫌になるなんてありえない。嫌になるとしたら自分にだ。彼の厚意を好意と勘違いして、勝手に浮かれていた自分が情けなくて恨めしい。
けれどそれをここで口にしたら盛大に泣いてしまいそうだ。
唇をキュッと噛みしめるたところで、背中に回る腕が解かれた。
顔を上げられないでいると、柊真さんは突然片膝をついてしゃがんだ。
彼は目を見開いた私の手をすくい取ると、手の甲にチュッと口付けた。心臓がありえないほど大きな音を立てる。
「結衣が食べたいものは全部俺が食べさせる。世界中のどんな料理もデザートも、君が望むなら完璧に作ろう。だから結衣」
彼はいったん言葉を切ると、私を真っすぐに見上げた。
「今夜君と一緒にいる権利を俺にくれないか?」
蠱惑的なヘーゼルアイがキラキラと輝いている。
おとぎ話から抜け出してきた王子様のようにうつくしい男性が、羽織袴で片膝をついている。さらに懇願するような瞳で私をじっと見つめてくるのだから、正常な思考が働かなくなっても仕方がないと思う。頭の中だけでなく目までグルグルとしてきた。
もう一度かぶりを振った。柊真さんを嫌になるなんてありえない。嫌になるとしたら自分にだ。彼の厚意を好意と勘違いして、勝手に浮かれていた自分が情けなくて恨めしい。
けれどそれをここで口にしたら盛大に泣いてしまいそうだ。
唇をキュッと噛みしめるたところで、背中に回る腕が解かれた。
顔を上げられないでいると、柊真さんは突然片膝をついてしゃがんだ。
彼は目を見開いた私の手をすくい取ると、手の甲にチュッと口付けた。心臓がありえないほど大きな音を立てる。
「結衣が食べたいものは全部俺が食べさせる。世界中のどんな料理もデザートも、君が望むなら完璧に作ろう。だから結衣」
彼はいったん言葉を切ると、私を真っすぐに見上げた。
「今夜君と一緒にいる権利を俺にくれないか?」
蠱惑的なヘーゼルアイがキラキラと輝いている。
おとぎ話から抜け出してきた王子様のようにうつくしい男性が、羽織袴で片膝をついている。さらに懇願するような瞳で私をじっと見つめてくるのだから、正常な思考が働かなくなっても仕方がないと思う。頭の中だけでなく目までグルグルとしてきた。