『欠陥品だがくれてやる』と下げ渡されましたが、英雄騎士の旦那さまは私を激重愛で離してくれません
「……という訳で俺は、生きる意味をくれたリリアーナを守るために生き、虐める殿下を戦場で殺してしまおうと考えていたんです。酷いヤツですから。けれど殿下は腰抜けゆえ、一度も視察や慰問にやってこなくて残念でした」
とりあえずまだ、激しいリリアーナへの恋心は伏せて、自分がどうして味方だと言ったのかの理由をサラッと説明する。
ここで好きだの愛してるなど言って、さらに警戒されて逃げられてしまったら大変だ。
ここは馬車の中、リリアーナは大きな目がこぼれ落ちそうになるかと思うくらい、見開いた。
「い、いけませんアザール様っ! こんなお話、誰かに聞かれてしまったら、殿下がただじゃおきません……っ」
「はは、大丈夫ですよ。殿下がノコノコやってくるようなことがあれば、もう二度と俺の顔を見たくなくなるくらいに、やってやりますから!」
ぐっと握り拳を作りニコッと笑顔を浮かべると、リリアーナは青い顔をしたまま「ひえっ」と小さく声を洩らした。その仕草さえ、本当に可愛らしく思う。
(胸が苦しい……っ。はあ、目の前にリリアーナがいる、息をして、俺を見ている……!)
とりあえずまだ、激しいリリアーナへの恋心は伏せて、自分がどうして味方だと言ったのかの理由をサラッと説明する。
ここで好きだの愛してるなど言って、さらに警戒されて逃げられてしまったら大変だ。
ここは馬車の中、リリアーナは大きな目がこぼれ落ちそうになるかと思うくらい、見開いた。
「い、いけませんアザール様っ! こんなお話、誰かに聞かれてしまったら、殿下がただじゃおきません……っ」
「はは、大丈夫ですよ。殿下がノコノコやってくるようなことがあれば、もう二度と俺の顔を見たくなくなるくらいに、やってやりますから!」
ぐっと握り拳を作りニコッと笑顔を浮かべると、リリアーナは青い顔をしたまま「ひえっ」と小さく声を洩らした。その仕草さえ、本当に可愛らしく思う。
(胸が苦しい……っ。はあ、目の前にリリアーナがいる、息をして、俺を見ている……!)