三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
ご飯だけ、のはずですが?
二週間に一度くらい。若い男の子と食事をするのは、そのくらいの頻度に落ち着いた。
友達との約束もあるし、一人でのんびりしたい日もある。月に二度ほどなら、次は何を食べようかと考えるのも楽しい。
そんな週末の夜、SNSを開いていて、一枚の写真で指が止まった。
黒い髪と、片方の目。顔の下半分は、スマホで隠れている。
その目が、よかった。
切れ長で、涼しげで、少し近寄りがたい。もう少し見えないものかと写真を大きくしてから、私は指を離した。
大きくしたところで、隠れているものは見えない。
プロフィールには、二十一歳の大学生とあった。
名前は、蓮。
投稿を遡ると、映画の感想や、友達と食べに行ったらしいラーメンの写真が並んでいた。
最新の投稿は、焼肉の約束が流れたという話。その下に、『誰か代わりに飯連れてって』と書き足してある。
私はDMの入力欄を開いた。三十三歳の会社員であることと、よかったら一緒に夕食をどうかということを書く。
それから、いつもの説明を添えた。食事だけ。ご飯代はこちらで出すけれど、お手当はなし。
送ってから、もう一度写真を見た。実際に会ったら、どんな顔なんだろう。
友達との約束もあるし、一人でのんびりしたい日もある。月に二度ほどなら、次は何を食べようかと考えるのも楽しい。
そんな週末の夜、SNSを開いていて、一枚の写真で指が止まった。
黒い髪と、片方の目。顔の下半分は、スマホで隠れている。
その目が、よかった。
切れ長で、涼しげで、少し近寄りがたい。もう少し見えないものかと写真を大きくしてから、私は指を離した。
大きくしたところで、隠れているものは見えない。
プロフィールには、二十一歳の大学生とあった。
名前は、蓮。
投稿を遡ると、映画の感想や、友達と食べに行ったらしいラーメンの写真が並んでいた。
最新の投稿は、焼肉の約束が流れたという話。その下に、『誰か代わりに飯連れてって』と書き足してある。
私はDMの入力欄を開いた。三十三歳の会社員であることと、よかったら一緒に夕食をどうかということを書く。
それから、いつもの説明を添えた。食事だけ。ご飯代はこちらで出すけれど、お手当はなし。
送ってから、もう一度写真を見た。実際に会ったら、どんな顔なんだろう。