三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
駅で別れる前に、彼女がバッグから封筒を取り出した。
「今日はありがとう」
「こちらこそ。ごちそうさまでした」
受け取ってしまっても、彼女はまだこちらを見ていた。俺もすぐには背を向けず、その顔を見る。
「気をつけてね」
「うん。蓮くんも」
改札へ向かう後ろ姿を見送った。数歩進んだところで彼女が振り返る。
振り返りそうだと思っていた。
目を合わせて手を上げると、ぱっと笑って手を振ってくれた。今度こそ改札を通るのを見届け、俺も自分の使う改札へ向かう。
店も料理もよかったし、彼女も楽しんでくれた。
バッグの中の封筒を確かめてからスマホを出し、お礼のDMを送った。
『今日はありがとう。ピアス、似合ってた』
ほどなく、ハートのついたスタンプが届いた。
「今日はありがとう」
「こちらこそ。ごちそうさまでした」
受け取ってしまっても、彼女はまだこちらを見ていた。俺もすぐには背を向けず、その顔を見る。
「気をつけてね」
「うん。蓮くんも」
改札へ向かう後ろ姿を見送った。数歩進んだところで彼女が振り返る。
振り返りそうだと思っていた。
目を合わせて手を上げると、ぱっと笑って手を振ってくれた。今度こそ改札を通るのを見届け、俺も自分の使う改札へ向かう。
店も料理もよかったし、彼女も楽しんでくれた。
バッグの中の封筒を確かめてからスマホを出し、お礼のDMを送った。
『今日はありがとう。ピアス、似合ってた』
ほどなく、ハートのついたスタンプが届いた。