三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
その夜、SNSで同じような投稿を探してみた。料理の写真や、大学の友達らしい人たちとの写真。その合間に、ご飯を奢ってくれる人を探す投稿がある。

何人か見ているうちに、一枚の写真で指が止まった。丼を前に、嬉しそうに笑っている男の子。添えられた文章には、二十二歳の大学生だと書いてあった。

この子も、よく食べそう。

最新の投稿は、『誰か美味しいもの食べに連れてって』。私はDMの入力欄を開いた。

『はじめまして。三十三歳の会社員です。よかったら、一緒に夕食をどうですか?』

そこまで打って、今日の話を思い出す。

『食事だけで、ご飯代はこちらで出します。お手当などは出せませんが、それでもよければ』

読み返す。ちょっと事務的だろうか。でも、曖昧にして、会ってから話が違うとなるよりいい。送信してスマホを置き、洗濯物を膝にのせたところで返信が来た。

『ご飯だけで大丈夫です! 何食べたいですか?』

思ったより早い。

私は畳みかけたタオルを膝に置き、近くの店を検索した。
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