三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
その子とは、駅ビルの入口で待ち合わせた。学生証を見せてもらってから、一緒に焼肉屋さんへ。
写真の印象どおり、よく食べる子だった。網の上の肉を焦がさないように気を配りながら、大学の近くにある定食屋さんの話を聞いた。別れ際には、深く頭を下げられた。

「めちゃくちゃ美味しかったです。ありがとうございました」

こちらこそ、いい食べっぷりでした。

もちろん、毎回そう気持ちよく終わるわけでもない。
< 8 / 50 >

この作品をシェア

pagetop