三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
送ってもらってもいいんだ
カフェを出ると、蓮くんが私の隣に並んだ。
さっきまで向かいに座っていたのに、横を見るのが少し照れくさい。彼は通りの先を眺めてから、こちらへ顔を向けた。
「このあと、予定ある?」
「ないよ」
「じゃあ、もう少し歩こう」
頷くと、手に触れられた。蓮くんは私の手を取ったまま、こちらを見ている。
握り返したところで、指の間に彼の指が入ってきた。
「……え」
思わず手元を見た。ただ握るより、ずっとぴったりくっついている。
「嫌?」
「嫌じゃないけど」
答えても、すぐには顔を上げられなかった。
隣で笑う気配がした。
「びっくりした?」
「……した」
ようやく歩き出すと、蓮くんも隣を歩いた。つないだ手をどのあたりに置けばいいのかまで気になって、しばらく通りの店を見る余裕がなかった。
さっきまで向かいに座っていたのに、横を見るのが少し照れくさい。彼は通りの先を眺めてから、こちらへ顔を向けた。
「このあと、予定ある?」
「ないよ」
「じゃあ、もう少し歩こう」
頷くと、手に触れられた。蓮くんは私の手を取ったまま、こちらを見ている。
握り返したところで、指の間に彼の指が入ってきた。
「……え」
思わず手元を見た。ただ握るより、ずっとぴったりくっついている。
「嫌?」
「嫌じゃないけど」
答えても、すぐには顔を上げられなかった。
隣で笑う気配がした。
「びっくりした?」
「……した」
ようやく歩き出すと、蓮くんも隣を歩いた。つないだ手をどのあたりに置けばいいのかまで気になって、しばらく通りの店を見る余裕がなかった。