三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
会計では、バイト代が入ったからと払ってくれた。
店を出て改めてお礼を言うと、彼は私の手を取った。

「おいしかった?」
「うん。ご馳走してもらえて、嬉しかった」

指が絡む。
まだ少し落ち着かないけれど、今度はそのまま握り返せた。

「家まで送る」
「うん。ありがとう」

駅へ向かって歩き出すと、蓮くんも隣に並んだ。急ぐ人に道を譲りながら、つないだ手を握り直した。

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