三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。

ご馳走になるのも、いいものです

蓮くんが四年生になり、就職活動が本格的になった。

面接の日程が決まると、会う約束を別の日に変えることもあった。バイトも少し減らし、説明会のない日には、応募書類を書いたり面接の準備をしたりしているという。

いくつか内定をもらったと聞いたのは、夏の終わりだった。

どこにするのか尋ねると、まだ考えていると言う。もう一度、社員の人と話す機会をもらった会社もあるらしい。

それからしばらくして、連絡が来た。

『就職先、決めた』

休憩室で飲んでいたお茶を置き、返事を打つ。

『おめでとう。どこにしたの?』
『会ったとき話す』
『金曜、空いてる?』

その日は予定がなかった。
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