三十三歳、イケメン男子にご飯を奢るのが趣味になりました。
就職先を決めてからも、蓮くんには授業とバイトがあり、卒論もあった。

会える日はご飯を食べ、時間が合わなければ電話で話した。私の帰りが遅くなった夜、これから夜勤だという彼と駅で会い、十分だけコーヒーを飲んだこともある。

冬が過ぎる頃には、卒論から解放されたと連絡が来た。そのあと送られてきた卒業式の写真には、友達と並んで笑う蓮くんがいた。

私といるときとは、少し違う顔だった。

何度か見返してから、おめでとうと送った。

四月になると、二人とも会社員になった。
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