恋の花火がきえる時。
「理紗、それはかなり特別だと思うよ」

「そうなのかな……」

 私は窓の外に視線を向けた。

 校庭では、光輝が男子たちと話している。
 何を話しているのかは分からないけれど、光輝は時々こちらを見ていた。

 目が合う。

 光輝はすぐに顔を逸らした。

「……今、見てたよね」

「見てたね」

「でも、すぐに逸らされた」

「照れてるんじゃない?」

「光輝が?」

 想像してみる。

 光輝が顔を赤くして、困ったように黙り込む姿。

「……ちょっと見てみたいかも」

「理紗、今すごく嬉しそう」

「そう?」

「うん」

 美咲ちゃんに言われて、私は頬に触れた。

 自分でも分かるくらい、顔が熱い。
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