恋の花火がきえる時。
昼休み。
私は光輝の席へ近づいた。
「ねえ、光輝」
「何」
「今日、一緒にお昼食べない?」
「無理」
「どうして?」
「友達と食べるから」
光輝の周りには、何人かの男子がいた。
その中の一人が、気まずそうに光輝を見る。
「近藤、本当に俺たちと食べるのか?」
「……ああ」
その返事が、あまりにも冷たかった。
「そっか……」
私は笑おうとした。
でも、うまく笑えなかった。
「じゃあ、またあとでね」
「別に、待たなくていい」
「え?」
「俺のこと、いちいち待つな」
光輝は、私を見なかった。
「もう、毎日一緒に帰る必要もないだろ」
教室の音が、一瞬遠くなった。
胸の奥が、鋭く痛む。
「……どうして?」
「どうしてって?」
「この前、ずっと隣にいるって言ったよね」
「あれは、もう忘れろ」
光輝はそう言って、窓の外を見た。
「俺たち、付き合ってるからって、何でも一緒にいる必要はない」
「光輝……」
「正直、疲れたんだよ」
その瞬間、息が止まった。
「おまえの病気のことも、毎日心配するのも。何をするにも気を遣わなきゃいけないし……」
光輝の拳が、机の下で固く握られている。
「もう、そういうのは疲れた」
頭の中が真っ白になる。
光輝が、私の病気を迷惑だと思っていた。
そう考えた瞬間、涙がこぼれそうになった。
「……本当に、そう思ってるの?」
「ああ」
「私のこと、重いって思ってる?」
「そうだな」
光輝は、やっと私を見た。
その瞳は、冷たかった。
でも、ほんの一瞬だけ。
苦しそうに揺れた気がした。
私は光輝の席へ近づいた。
「ねえ、光輝」
「何」
「今日、一緒にお昼食べない?」
「無理」
「どうして?」
「友達と食べるから」
光輝の周りには、何人かの男子がいた。
その中の一人が、気まずそうに光輝を見る。
「近藤、本当に俺たちと食べるのか?」
「……ああ」
その返事が、あまりにも冷たかった。
「そっか……」
私は笑おうとした。
でも、うまく笑えなかった。
「じゃあ、またあとでね」
「別に、待たなくていい」
「え?」
「俺のこと、いちいち待つな」
光輝は、私を見なかった。
「もう、毎日一緒に帰る必要もないだろ」
教室の音が、一瞬遠くなった。
胸の奥が、鋭く痛む。
「……どうして?」
「どうしてって?」
「この前、ずっと隣にいるって言ったよね」
「あれは、もう忘れろ」
光輝はそう言って、窓の外を見た。
「俺たち、付き合ってるからって、何でも一緒にいる必要はない」
「光輝……」
「正直、疲れたんだよ」
その瞬間、息が止まった。
「おまえの病気のことも、毎日心配するのも。何をするにも気を遣わなきゃいけないし……」
光輝の拳が、机の下で固く握られている。
「もう、そういうのは疲れた」
頭の中が真っ白になる。
光輝が、私の病気を迷惑だと思っていた。
そう考えた瞬間、涙がこぼれそうになった。
「……本当に、そう思ってるの?」
「ああ」
「私のこと、重いって思ってる?」
「そうだな」
光輝は、やっと私を見た。
その瞳は、冷たかった。
でも、ほんの一瞬だけ。
苦しそうに揺れた気がした。