恋の花火がきえる時。
入学式が終わり、理紗たちは教室へ戻った。

 黒板には、担任の先生が書いた文字がある。

 一年三組

「光輝、クラス発表見に行こう!」

「走るなよ」

「走ってないもん」

 理紗は笑いながら、廊下に貼り出された名簿の前へ向かった。

 たくさんの生徒が集まっていて、なかなか自分の名前が見つからない。

「岩下……岩下……あっ!」

 理紗の指が、名簿の一行で止まる。

「一年三組! 光輝は?」

「……俺も三組」

「本当!?」

 理紗が振り返ると、光輝は名簿の下のほうを指さしていた。
< 7 / 90 >

この作品をシェア

pagetop