恋の花火がきえる時。
そこには、確かに――

 近藤光輝 一年三組

 と書かれている。

「やったぁ!」

 理紗は思わず両手を胸の前で握った。

「また一緒のクラスだね!」

「……騒ぐな。目立つ」

「だって嬉しいんだもん」

「小学生みたい」

「光輝だって嬉しいくせに」

「別に」

 光輝はそっぽを向いた。

 けれど、耳が少し赤くなっている。

 理紗はそれに気づかないふりをして、光輝の隣を歩いた。

 教室に入ると、窓際の席から春の光が差し込んでいた。
 新しい机。新しい椅子。知らないクラスメイトたち。

 少しだけ緊張する。

「理紗の席、窓側だよ」

「光輝は?」

「斜め後ろ」

「近いね!」

「声が大きい」

 そう言いながらも、光輝は理紗の席まで鞄を運んでくれた。
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