愛してるなんて、噓でしょう?
蓮 side
ついに、見せてしまった。


ずっと隠していた、小さな星。


美月がくれたもの。


あの日、寂しかった俺に、彼女は何気なく渡してくれた。


たったひとつの小さな贈り物。


でも、俺にとっては何よりも大切なものだった。

「覚えているか?」

そう聞きたかった。


けれど、聞けなかった。


美月は困ったように星を見つめている。


思い出せないことを、責めたくない。


忘れていたことを、悲しませたくない。


だから俺は、ただ伝えた。

「これは、俺の宝物なんだ」

美月の指先が、星にそっと触れた。


その仕草を見て、胸が熱くなる。


もう一度、君に会えてよかった。


それだけは、何度でも思う。


――小さな星が、止まっていた時間を動かし始めた。

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