愛してるなんて、噓でしょう?
蓮 side
美月は、俺が思っていた以上に強い。


守られるだけの人じゃない。


自分で考え、自分で選び、俺と一緒に歩こうとしてくれている。


それが嬉しかった。

「美月」

「なに?」

「これから先、つらいことがあるかもしれない」

「うん」

「それでも、俺は君に嘘をつきたくない」

「私もだよ」

彼女は微笑んだ。


その笑顔を見て、改めて思う。


俺は彼女を守りたい。


でも、それ以上に、彼女と一緒に生きていきたい。


そのためには、過去から目をそらしてはいけない。


――守ることと、隠すことは違う。


二人はようやく、その違いを理解し始めていた。

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