愛してるなんて、噓でしょう?

3話.また来てくれた人

水瀬美月 side


「美月ちゃん、今日もよろしくね!」

「はい! よろしくお願いします!」

いつもと変わらない朝。


いつもと変わらないカフェ。


……のはずなのに。


私は何度も入り口のドアを確認していた。


理由は分かっている。


昨日も、一昨日も来てくれたあの男性。


今日も来るのかな。


そんなことばかり考えてしまう。

「美月ちゃん?」

「はいっ!」

「さっきから入り口ばっかり見てるけど、誰か待ってるの?」

「えっ!? ち、違います!」

店長が不思議そうに首を傾げた。

「そう? ならいいけど」

あぶない。


顔に出ていたのかな。


私は慌てて仕事に戻った。


……別に、待ってるわけじゃない。


ただ、少し気になっているだけ。


そう。


少しだけ。

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