愛してるなんて、噓でしょう?
午後二時。


カラン、コロン。


店のドアが開いた。

「いらっしゃいませ!」

顔を上げた瞬間、思わず目を見開いた。

「こんにちは、美月ちゃん」

そこにいたのは、やっぱりあの男性だった。

「……こんにちは!」

自分でも分かるくらい、声が明るくなった。


男性はそれに気づいたのか、嬉しそうに笑う。

「今日は笑顔だね」

「いつも笑顔ですよ!」

「そうだったね」

くすっと笑う彼。


なんだか悔しい。

「今日は何にしますか?」

「いつものコーヒーで」

「はい!」

いつものコーヒー。


たった三日目なのに、もういつものになっている。


なんだかおかしくて、私は小さく笑った。

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