愛してるなんて、噓でしょう?
蓮 side
美月に話さなければならないことがある。


それは、俺が十二年間探していたという事実だけではない。


父がまだ話していないこと。


一条家が抱えている秘密。


そして、俺自身が過去に囚われていたこと。


すべてを一度に伝えることはできないかもしれない。


それでも、嘘はつきたくない。


明日、美月に話そう。


彼女とこれからを歩いていくために。


――過去に隠された秘密は、まだ残っている。


けれど、二人の間に隠し事を増やさないための一歩は、もう始まっていた。

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