愛してるなんて、噓でしょう?
「駅まで?」

「はい。蓮さんもですか?」

「俺は少し違うけど」

「そうなんですね」

何気ない会話をしながら、私たちは少しだけ歩いた。


すると、蓮さんが私の手元を見た。

「荷物、重くない?」

「大丈夫ですよ!」

「本当に?」

「本当です!」

そう答えると、彼は少し困ったように笑った。

「美月ちゃんは、何でも大丈夫って言うね」

「え?」

「無理してない?」

その言葉に、私は一瞬返事に困った。


どうしてこの人は、こんなに私のことを見ているんだろう。

「……大丈夫ですよ」

「そっか」

蓮さんはそれ以上何も聞かなかった。


でも、その優しさが少しだけ嬉しかった。

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