愛してるなんて、噓でしょう?
駅に着いた。

「送ってくれてありがとうございました」

「どういたしまして」

傘から出ようとしたとき、蓮さんが私を呼んだ。

「美月ちゃん」

「はい?」

「また会ってくれる?」

その声は、少しだけ不安そうだった。


いつも余裕があるように見える蓮さんが。


そんなふうに聞いてくるなんて思わなかった。


私は少し考えてから答えた。

「……はい」

蓮さんの目が、わずかに見開かれる。

「本当に?」

「はい。私も、もっと蓮さんのことを知りたいです」

その瞬間。


蓮さんは、今まで見た中で一番優しい顔をした。

「ありがとう」

その笑顔を見て、私まで嬉しくなった。

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