愛してるなんて、噓でしょう?
蓮 side


悠真が美月を見ている。


その視線が気に入らない。


もちろん、悠真が美月に何かするとは思っていない。


昔から知っているし、信頼もしている。


それでも。


美月が悠真に笑いかけるだけで、少し落ち着かなくなる。

「蓮」

「何?」

「顔」

「……何だよ」

「分かりやすすぎる」

悠真が小声で呟いた。


俺は睨むように視線を向ける。

「余計なこと言うな」

「はいはい」

そんなやり取りをしていると、美月が不思議そうにこちらを見た。

「二人とも、何を話してるんですか?」

「何でもないよ」

俺はすぐに笑顔を作る。


悠真はそんな俺を見て、呆れたように肩をすくめた。


まったく。


昔からこいつには敵わない。

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