愛してるなんて、噓でしょう?
美月 side


しばらく三人で話をしていると、悠真さんがふと私に尋ねた。

「美月さんは、蓮のどこがいいんですか?」

「えっ?」

突然の質問に、思わず固まる。

「おい、悠真」

蓮さんが低い声で注意する。


けれど、悠真さんは気にする様子もない。

「いや、気になっただけだよ。こいつ、昔から変なところがあるから」

「変なところって何だよ」

「自分で考えろ」

二人の会話に、私は少し困ってしまった。


でも、改めて考えてみる。


蓮さんのどこがいいのか。


優しいところ。


私の話をちゃんと聞いてくれるところ。


何気ないことを覚えていてくれるところ。


それから……。

「優しいところ、です」

気づけば、そんな言葉が口から出ていた。

「それに、一緒にいると安心するんです」

言ってから、急に恥ずかしくなる。

「……あ、でも、まだ知らないこともたくさんありますけど」

蓮さんは何も言わず、私を見つめていた。


そして、ゆっくりと笑う。

「ありがとう。嬉しいよ」

その笑顔があまりにも優しくて、私はまた目を逸らしてしまった。


すると、隣から悠真さんの声が聞こえた。

「へえ。蓮がねえ……」

「何だよ」

「いや、何でもない」

悠真さんは意味ありげに笑った。

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