愛してるなんて、噓でしょう?
美月 side


帰り際、蓮さんが私に尋ねた。

「今度、俺の好きな場所にも来てくれる?」

「蓮さんの好きな場所?」

「うん。昔からよく行っていた場所なんだ」

「ぜひ行きたいです!」

そう答えると、蓮さんは嬉しそうに笑った。

「じゃあ、今度案内するね」

彼のことを知るたびに、もっと知りたいと思ってしまう。


それが少し怖くて。


でも、嬉しかった。


――完璧に見える彼にも、苦手なものがある。


その小さな弱さを知るたび、私はもっと彼の近くにいたくなる。

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