学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
「うぅ……っ」




私は暗闇と雷の恐怖で、立っていられなくなり、その場に膝を抱えて小さくしゃがみ込んでしまった。



全身が雨で濡れて、ガタガタと寒さで震えが止まらない。でも、それ以上に怖いのは、自分が今、完璧な世界から完全に切り離され、真っ暗な闇の中に一人で取り残されているという圧倒的な孤独感。



ふわりと、驚くほど温かくて分厚い感触が、私の震える肩を頭上からすっぽりと包み込んだ。




「……ほら、これ着てな。風邪ひくから」




暗闇のなか、如月くんの声が聞こえた。
彼が部室のロッカーに置いてあった、予備の大きめの黒い部活パーカーを私に被せてくれたのだ。




私にとってはまるで毛布のように大きくて、袖から手が出ないほどだった。
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