学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
如月くんは私の隣に同じように腰を下ろし、繋いだ手にぐっと力を込めた。




「俺がここにいるから。



雷の落ちる確率なんて、この建物の構造と避雷針の設置場所を計算すればゼロに等しいよ?




だから、怖がらないで」




いつもはいじわるなことばかり言って私を困らせるはずの彼の声が、今は信じられないほど優しくて、


低くて、



心地よくて。




お互いの衣服が擦れ合う音が、雨の音に混じって聞こえる。


繋がれた手のひらから伝わる圧倒的な熱量と、彼の存在の大きさに、私は雷とは全く違う理由で、身体の芯から熱くなっていくのを感じていた。



雨が徐々に小降りになり、雲の隙間からわずかな月光が窓を通して部室へと差し込み始めた頃。
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