学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
一瞬、呆然とした後、フッと自嘲気味に、でもどこか清々しい、本当に綺麗な微笑みを浮かべて、如月くんの肩をぽんと叩いた。




「……参ったな。



君なら、本当に直せるんだね。わかった、外の観客は僕が責任を持って引き留める。



……ありがとう、柊くん」




お兄ちゃんはそう言い残すと、すぐさま視聴覚室の受付へと向かった。



扉の外で「まだ開かないの?」「中止なの?」と不満を漏らし始めていた大勢の観客たちを前に、お兄ちゃんは持ち前の卓越した話術、品格、そして圧倒的な魅力で彼らを魅了し、完璧にその場をコントロールして時間を稼ぎ始めた。




私は、コントロールデスクの後ろで、その光景をただ震えながら見つめていた。
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