学校一のおバカ男子は、IQ200の意地悪でした。
初めて口にした彼の名前に、私の心臓が爆発しそうなほど大きく跳ね上がる。



如月くん……ううん、柊くんは満足そうに目を細めると、ポケットから一本の綺麗なサテンの『リボン』を取り出し、私の前に差し出した。




「じゃあ、お祝いと、今日一日のご褒美。



これ、もらって?」




それは、我が校の秋桜祭の伝統である、リボンだった。このリボンを交換すると両思いになるだとか、そんなジンクスもあるらしい。




けれど、今日一日の怒涛の展開と、初めて呼んだ彼の名前の破壊力で、私の脳内キャパシティは完全に限界を迎えていた。



「ありがとう……



じゃ、じゃあ、私のもあげるね。しゅ、柊くんの色は紺色なんだ!あ、男の子だからかなっ」
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