ほな、温泉行こか?
悠は泉の隣に腰を下ろした。

「大将、この子にもビール!」

「あ、泉さん! 俺、自分で頼みますから!」

「ええねん、ええねん!大将、生二つ!」

「泉ちゃん、まだ飲むんかいな」

「当たり前やん! 明日は休みやで!それに、今、悠がきたばかりやん」

大将は呆れたように笑い、ビールを用意した。

「悠、聞いてぇな!」

「はい?」

「ウチな、今日めっちゃ頑張ってんで!」

「そうなんですか?」

「せやのに、誰も褒めてくれへんねん!」

「それはひどいですね」

「せやろ!? 悠は分かってくれるよなぁ!」

泉は嬉しそうに悠の肩を叩いた。

(うわっ! 泉さん、近い!)

(しかも、めっちゃええ匂いする……)

「悠?聞いとる?」

「は、はい!もちろんです!」

(危なっ! 全然聞いてへんかった!)
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