ほな、温泉行こか?
「ほんでな、急ぎの仕事がまた入ってきてん!」

「えっ、まだあったんですか?」

「そうやねん! もう嫌になるわ!」

泉はビールを一気に半分ほど飲んだ。

「はぁぁ……温泉行きたぁい」

「温泉ですか?」

「うん。大きいお風呂に入って、のんびりしたいねん」

「ええですねぇ」

「ほんで、お風呂上がりにビール飲んでなぁ」

「最高ですね!」

「美味しいもん食べて、またお風呂入って……」

泉は幸せそうに目を細めた。

(泉さん、ほんまに温泉好きなんやなぁ)

「男女別ってのがなぁ……」

そう言いかけて、泉は、コテンと寝てしまった。

「……え?」

悠の手が止まった。

(男女別? それが嫌なんか?)

(ちゅうことは……混浴!?)

悠の心臓がドクンと跳ねた。

「い、泉さん……」
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