きみが窓を見なくなるまで
何分くらいたったのだろう。
時計を見ようとして、ようやく顔を上げた。
高木くんは本を読んでいた。
さっきより少し低く、頭を下げている。
片手が口元にあった。
その手の向こうの表情は、見えない。
私はすぐに時計へ視線を移した。
四時二十分。
まだ、そんなにたっていない。
胸の音だけが、先へ進んでいた。
目が合った。
それだけなら、今までにもあった。
でも、今日は。
私は冷たくなった指先を、頬へ一度当てた。
まだ、熱かった。
時計を見ようとして、ようやく顔を上げた。
高木くんは本を読んでいた。
さっきより少し低く、頭を下げている。
片手が口元にあった。
その手の向こうの表情は、見えない。
私はすぐに時計へ視線を移した。
四時二十分。
まだ、そんなにたっていない。
胸の音だけが、先へ進んでいた。
目が合った。
それだけなら、今までにもあった。
でも、今日は。
私は冷たくなった指先を、頬へ一度当てた。
まだ、熱かった。