きみが窓を見なくなるまで
誰かが、図書室へ顔を向けていたのかもしれない。

みなみが。

そう思った途端、頬に残っていた熱の意味が変わった。

高木くんが赤くなった。

そのあと、私を見た。

順番は、そうだった。

私を見たから赤くなったとは、限らない。

外を見ていて。
何かあって。
振り返ったら、私がいた。

私はカウンターへ座った。

机の端に、指を揃える。

さっきまで、何を期待していたのだろう。

少しだけ恥ずかしくなった。

彼の顔が赤かった理由を、自分と結びつけて考えていた。
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