きみが窓を見なくなるまで
「妃菜、怖いの苦手だと思ってたんだよね」
みなみが言った。
「そう?」
「なんとなく。だから、ちょっと意外って言ったら」
彼女は本から顔を上げた。
「高木、妃菜はこういうのも読むって。遠藤のほうが知ってると思ってた、って言われた」
私は何も言わず、彼女を見た。
みなみは少し笑う。
「確かに、私、ずっと自分の話ばっかりだったかも」
「そんなこと……」
「でも、最近いろいろ聞けてうれしい」
その言葉に、胸が温かくなる。
私は小さく頷いた。
「私も」
本当だった。
本当なのに、さっき聞いた別の言葉が、その奥に残っていた。
みなみが言った。
「そう?」
「なんとなく。だから、ちょっと意外って言ったら」
彼女は本から顔を上げた。
「高木、妃菜はこういうのも読むって。遠藤のほうが知ってると思ってた、って言われた」
私は何も言わず、彼女を見た。
みなみは少し笑う。
「確かに、私、ずっと自分の話ばっかりだったかも」
「そんなこと……」
「でも、最近いろいろ聞けてうれしい」
その言葉に、胸が温かくなる。
私は小さく頷いた。
「私も」
本当だった。
本当なのに、さっき聞いた別の言葉が、その奥に残っていた。