きみが窓を見なくなるまで
球技大会の練習は、昼休みにも続いた。

私はみなみと並び、体育館で順番を待つ。

コートの中では、同じクラスの子たちが声を掛け合っていた。

みなみが私へ顔を寄せる。

「今日、少しやってから交代ね」

私は頷いた。

「何回も失敗したら、替わってもらっていい?」

言ってから、自分で少し嫌になった。

始まる前から、帰り道を探しているみたいだった。

みなみはコートを見た。

「失敗したら、次、取ろう」

私は彼女を見る。

「……うん」

「疲れたら替わろ」

その言い方なら、頷けた。
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