きみが窓を見なくなるまで
月曜日、みなみが試合の写真を見せてくれた。

先輩が撮ってくれたものらしい。

「これ、変な顔」

言いながら、自分で笑っている。

私は画面を覗いた。

必死にボールを追っているみなみ。

少しも変ではなかった。

「いいと思う」

言うと、彼女がこちらを見る。

「そう?」

私は頷いた。

「一生懸命なの、わかる」

みなみは写真へ目を戻した。

それから、少しだけ笑った。

「じゃあ、消さないでおく」

私はその横顔を見た。

この子と友達になれて、よかった。

その気持ちと、恋の苦しさは、同じ胸にあってもよかった。
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