きみが窓を見なくなるまで
「妃菜」
呼ばれて、顔を上げる。
隼人くんは、さっきより赤い顔をしていた。
でも、声ははっきりしていた。
「俺と、付き合ってください」
私は彼を見た。
何度も想像しないようにした言葉。
自分には向けられないと思っていた言葉。
今、目の前で言ってくれている。
私は頷いた。
それから、頷くだけでは足りないと思った。
「……はい」
隼人くんの肩から、少し力が抜ける。
彼が笑った。
窓越しではなく。
私を見て。
私はその顔を、今度は疑わずに見ていられた。
呼ばれて、顔を上げる。
隼人くんは、さっきより赤い顔をしていた。
でも、声ははっきりしていた。
「俺と、付き合ってください」
私は彼を見た。
何度も想像しないようにした言葉。
自分には向けられないと思っていた言葉。
今、目の前で言ってくれている。
私は頷いた。
それから、頷くだけでは足りないと思った。
「……はい」
隼人くんの肩から、少し力が抜ける。
彼が笑った。
窓越しではなく。
私を見て。
私はその顔を、今度は疑わずに見ていられた。