きみが窓を見なくなるまで
翌朝、教室に入ると、高木くんはもう来ていた。
自分の席ではなく、陸くんの机の近くに立っている。
昨日、図書室にいた人と同じなのに。
周りに男子がいるだけで、少し遠く見えた。
私は前の扉から入り、鞄を肩から下ろす。
自分の席へ向かう途中で、声がした。
「佐々木」
足が止まる。
高木くんが、こちらを見ていた。
「おはよ」
「……おはよう」
返事をしたあと、もう歩いていいのかわからなくなった。
彼は自然に友達のほうへ向き直る。
それでよかったらしい。
私は席に着き、鞄を机へ掛けた。
挨拶に、正しい終了の仕方がある気がしていた。
彼は、そんなことを考えないのだろうか。
自分の席ではなく、陸くんの机の近くに立っている。
昨日、図書室にいた人と同じなのに。
周りに男子がいるだけで、少し遠く見えた。
私は前の扉から入り、鞄を肩から下ろす。
自分の席へ向かう途中で、声がした。
「佐々木」
足が止まる。
高木くんが、こちらを見ていた。
「おはよ」
「……おはよう」
返事をしたあと、もう歩いていいのかわからなくなった。
彼は自然に友達のほうへ向き直る。
それでよかったらしい。
私は席に着き、鞄を机へ掛けた。
挨拶に、正しい終了の仕方がある気がしていた。
彼は、そんなことを考えないのだろうか。