きみが窓を見なくなるまで
返却を終えた本を、棚へ置こうとする。
「あ、それ」
高木くんが言って、手を止めた。
私は本を持ち上げる。
「もう一回、借りる?」
「いや。佐々木、まだ読んでる?」
「うん。私、遅いから」
「遅いっていうか、戻るんだな」
私は彼を見た。
どうして知っているのだろう。
高木くんは、少しだけ視線を外した。
「この前、同じとこ開いてたから」
「あ……うん。気になると、戻る」
そう答えると、彼は頷いた。
「読み終わったら、聞きたい」
「何を?」
「今度は、どう思ったか」
私は本を抱え直した。
感想を求められたことより。
この会話に、次ができたことが気になった。
「あ、それ」
高木くんが言って、手を止めた。
私は本を持ち上げる。
「もう一回、借りる?」
「いや。佐々木、まだ読んでる?」
「うん。私、遅いから」
「遅いっていうか、戻るんだな」
私は彼を見た。
どうして知っているのだろう。
高木くんは、少しだけ視線を外した。
「この前、同じとこ開いてたから」
「あ……うん。気になると、戻る」
そう答えると、彼は頷いた。
「読み終わったら、聞きたい」
「何を?」
「今度は、どう思ったか」
私は本を抱え直した。
感想を求められたことより。
この会話に、次ができたことが気になった。