きみが窓を見なくなるまで
窓際へ目を上げたとき、高木くんの口元が緩んでいた。
頬杖をついた手で、半分隠れている。
私は、自分の笑いが聞こえたのかと思った。
でも、彼は窓を向いていた。
外で、短い歓声が上がる。
テニスコートだった。
ボールを拾いに走った女子が、ほかの部員へ何か言っている。
私は窓の向こうを探した。
何があったのだろう。
高木くんが笑うくらい、面白いこと。
さっきまで自分も笑っていたのに、急に少し落ち着かなくなった。
本の感想を話していた時間が、遠くなる。
私は当番ノートを閉じた。
頬杖をついた手で、半分隠れている。
私は、自分の笑いが聞こえたのかと思った。
でも、彼は窓を向いていた。
外で、短い歓声が上がる。
テニスコートだった。
ボールを拾いに走った女子が、ほかの部員へ何か言っている。
私は窓の向こうを探した。
何があったのだろう。
高木くんが笑うくらい、面白いこと。
さっきまで自分も笑っていたのに、急に少し落ち着かなくなった。
本の感想を話していた時間が、遠くなる。
私は当番ノートを閉じた。