ワンコなふりしてドSだなんて、どういうことですか!
すっと立ち上がった彼が、テーブルを回り込んでこちら側に歩いてくる。その迷いのない足取りに、心臓がトクンと跳ね上がった。
「ちょっと、九条先生――」
「雪村さん」
遮る低い声に、言葉が途切れた。
「必死に自分にブレーキをかけているでしょう」
図星を突かれて、返事ができない。
彼は私をじっと見つめてから、ゆっくり手を伸ばして私の頬に触れた。
「わかってますよ? 俺が後輩だっていうことも、あなたが失恋したてだっていうことも全部。……それでも」
頬に触れる彼の長い指先は、驚くほど熱かった。
「雪村さん。俺を信じて」
彼は真っ直ぐに私を見つめる
「好きだ――愛してる……」
九条先生……?
「ちょっと、九条先生――」
「雪村さん」
遮る低い声に、言葉が途切れた。
「必死に自分にブレーキをかけているでしょう」
図星を突かれて、返事ができない。
彼は私をじっと見つめてから、ゆっくり手を伸ばして私の頬に触れた。
「わかってますよ? 俺が後輩だっていうことも、あなたが失恋したてだっていうことも全部。……それでも」
頬に触れる彼の長い指先は、驚くほど熱かった。
「雪村さん。俺を信じて」
彼は真っ直ぐに私を見つめる
「好きだ――愛してる……」
九条先生……?


