ワンコなふりしてドSだなんて、どういうことですか!
彼の婚約を知ってから食事が喉を通らない。おにぎりを無理やりお茶で流し込んでいるような状態だ。とりあえずサプリメントは摂っているが、健康的とはいえない。
私が小さく力なく笑うと、露子はそっと私の肩に手を置いてくれた。
「すぐに割り切れるわけがないよ。――今夜の残りの記録、私が少し手伝うから、深結はココアを飲んで、ちょっと休んで」
「ありがとう」
私が書いたメモを見ながら、露子は手際よく電子カルテを入力していく。その横で私は露子がくれたココアを口にした。
コクのある甘さがじんわりと喉の奥に染み渡っていく。
痛みに静かに寄り添ってくれる親友の気遣いがありがたくて、張り詰めていた体から少しずつ強張りが解けていくようだった。
「本当にありがとうね。露子がいてくれてよかった」
「ふふ、なに言ってるの。困ったときはお互い様だよ」
私が小さく力なく笑うと、露子はそっと私の肩に手を置いてくれた。
「すぐに割り切れるわけがないよ。――今夜の残りの記録、私が少し手伝うから、深結はココアを飲んで、ちょっと休んで」
「ありがとう」
私が書いたメモを見ながら、露子は手際よく電子カルテを入力していく。その横で私は露子がくれたココアを口にした。
コクのある甘さがじんわりと喉の奥に染み渡っていく。
痛みに静かに寄り添ってくれる親友の気遣いがありがたくて、張り詰めていた体から少しずつ強張りが解けていくようだった。
「本当にありがとうね。露子がいてくれてよかった」
「ふふ、なに言ってるの。困ったときはお互い様だよ」