ワンコなふりしてドSだなんて、どういうことですか!
「は、はい」
混乱しながら、事務長に続き副院長とプレートが貼ってある執務室に入る。
九条先生、副院長なの?
何もかもが予想外で、動揺が止められない。
進められるまま応接セットのソファーに腰を下ろすと、彼と事務長が淡々と説明を始める。
書類の確認、病棟配属の説明や諸々の手続きを聞きながら、私はこくこくと相槌を打ち、必要なところにサインをする。手が震えそうになるのを堪えるので精一杯だ。
「ありがとうございました。あとは僕が説明しますので」
九条先生がそう告げると、事務長は「よろしくお願いします」と会釈して部屋を出た。
ドアが閉まると、喉の奥が苦しげにごくりと音を立てる。
「いらっしゃい、雪村さん。待っていましたよ」
「先生、勤務はほかの病院でしたよね?」
「ええ、あのときは。実はね、僕は先週からここに来たんですよ」
九条先生はにっこりと笑う。
「九条先生、副院長、なんですか?」
彼はあははと楽しそうに笑う。
混乱しながら、事務長に続き副院長とプレートが貼ってある執務室に入る。
九条先生、副院長なの?
何もかもが予想外で、動揺が止められない。
進められるまま応接セットのソファーに腰を下ろすと、彼と事務長が淡々と説明を始める。
書類の確認、病棟配属の説明や諸々の手続きを聞きながら、私はこくこくと相槌を打ち、必要なところにサインをする。手が震えそうになるのを堪えるので精一杯だ。
「ありがとうございました。あとは僕が説明しますので」
九条先生がそう告げると、事務長は「よろしくお願いします」と会釈して部屋を出た。
ドアが閉まると、喉の奥が苦しげにごくりと音を立てる。
「いらっしゃい、雪村さん。待っていましたよ」
「先生、勤務はほかの病院でしたよね?」
「ええ、あのときは。実はね、僕は先週からここに来たんですよ」
九条先生はにっこりと笑う。
「九条先生、副院長、なんですか?」
彼はあははと楽しそうに笑う。