黄昏時、もう一度君に恋をした。
したいことも、将来の夢だって何一つ思い浮かばない。



–––キーンコーンカーンコーン。



いつの間に眠ってしまっていたのか、授業が終わるチャイムの音で目を覚ます。


だるい体を起こすと、さっきまで肌に張りついていた制服はいくらか乾いていた。


まだ濡れた感触は残っているものの、これなら教室に戻っても問題はないだろう。


下ろしていた髪を再びポニーテールに直してから、誰にも見つからないようにして屋上から出て教室に戻る。


おそらく私に水をかけてきた犯人であるクラスメイト四人組が、私の姿を見つけるなりコソコソと顔を見合わせながら何かを話していたけど、気づかないふりをして自席に座る。



「い…っ」



ふと、太ももに小さな痛みを感じて思わず立ち上がる。


その拍子にぶつかった机が音を立ててななめにズレて、周りにいたクラスメイトたちが怪訝そうにこちらを見てきた。
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