キスするくせに、彼氏じゃない。
彼はまた本へ目を戻した。

 

それだけだった。

こっちへ来いとも、何でいるんだとも言わない。

 

私は近くの棚から一冊抜いた。

最初の数ページを読む。

続きを読めそうだったので、そのまま持って歩いた。

 

彼の机には、四つ椅子があった。

 

一つは彼が座っている。

残りの三つは空いている。
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