キスするくせに、彼氏じゃない。
それから、掲示板の端を指さした。

 

「返却なら、金曜は早く閉まるよ」

「ありがとうございます」

 

先輩は腕時計を見た。

 

「俺、先生に呼ばれてるんだった。またね」

 

片手を上げて、階段へ向かう。

 

私はその背中に小さく頭を下げた。

 

*
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